nature 神社と自然

美多彌神社

美多彌神社 外観

神社と自然

たま当社の社叢・神奈備(かみなび)(神霊の鎮まる場所で特に神聖な森や山のこと。古代では常設の社殿は存在せず祭場となる特定の場所が聖域として区別されていた)は神聖で立派な木々が多く繁っていた事から『王森』と呼ばれ、後醍醐天皇の御代には3万坪にもわたる広大な境内を持ち社頭輪奐(しゃとうりんかん)(建物の壮大華麗な様)を極めたる神社であったと言われています。

天正5年(1577年)和歌山雑賀衆制圧のため兵を起こした織田信長により、神社本殿・拝殿・社務所・古文書・文献等は焼失してしまいましたが、文禄元年(1592年)に、和田道讃により再興されました。
鎮守の杜に自生するシリブカガシ(通称いっちん)は樹林を形成することが稀で、分布東限に近いことから昭和47年(1972年)に大阪府の天然記念物に指定されており、平成2年には大阪府緑の百選にも選ばれています。

いっちん

いっちん) 写真

尻深樫(しりぶかがし/いっちん)について

当社の社叢(しゃそう)は学術的に貴重な「尻深樫(しりぶかがし)」()をはじめとする「粗樫(あらかし)・白樫(しらかし)・榊(さかき)・楠(くすのき)」等の照葉樹で形成されており、木々の間から木漏れ日が差し込むその神聖な境内はお参りされる方に、やすらぎと心の落ち着きを与えてくれます。

御神木である尻深樫(しりぶかがし)は通称「いっちん」と呼ばれ、古くより地域住民に広く親しまれてきました。樹林面積が8250平方メートルもある社叢(しゃそう)には100本近くの尻深樫(しりぶかがし)が群生しています。
秋には境内いっぱいにツヤツヤと光った大きな堅果が落ちて、七五三などでお参りされるお子様方が楽しそうに、どんぐり拾いをされる光景はとても微笑ましいです。
ぜひ神様の恩と自然の恵に包まれて、時間と空間を共にする気持ちでお参り下さい。

尻深樫(しりぶかかし)

尻深樫(しりぶかかし) 写真

尻深樫(しりぶかかし)

暖地にはえる常緑高木。幹は直立して分枝し、高さは15mにもなり、樹皮は暗色である。若い枝には淡黄褐色の密生した軟短毛がある。葉は有柄、互生、倒皮針形あるいは長楕円形、先端は急に尖り、基部はだんだんせばまり、葉質は革質、全緑、表面は黄緑色で光沢があるが裏面は伏した毛が密生し、銀白色に見える。葉の長さは10〜15cm、秋の終わり頃、葉腋や枝の端に穂状花序を出す。花軸は淡黄褐色の軟短毛が密生し、剛直である。雄花の穂の枝の上部から出て長さ5〜10cm、斜めに立ち、しばしば下部で分枝する。雄花は3個ずつが集合している。雌花は雄花の穂の下部につくかあるいは下部の葉腋に別に短い花穂をつくる。雌花は総包中に1個ずつあり、総包は平たい球形である。堅果は翌年の秋の花期に熟し、楕円形、長さ2cm、殻斗は浅い皿状である。種子は食べられる。
(日本名)尻深がしの意味で堅果の底部の附着点が凹入していることに基ずいたものである。

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